二酸化炭素濃度を測定

二酸化炭素濃度を測定 別名非分散型赤外線吸収法とも呼ばれることのあるNDIR法は、大気中にどれくらいの二酸化炭素濃度が含まれているのかということを調べたい場合に用いられている方法です。その他にも光音響方式や固体電解質センサーをはじめとした様々な方法が使われていますが、この中でも最もメジャーとなっているものがNDIRです。その理由として比較的容易に操作をすることができたり、校正作業を除く保守整備をする手間を省くことができるなどのことが挙げられます。価格はおよそ8万円から400万円となっており、目的や用途に合わせて最適なものを選択することができます。それほど高度の技術が使われているというわけではなく古典的な方法となるため、確実に動作を行うことが可能です。
NDIRは赤外光と呼ばれる赤外光源がもととなるものが、ガス分子の作用によって吸収されていく仕組みを活用しています。二酸化炭素分子の場合は4.26ミクロンの波長を吸収していくという作用があり、それを応用することで濃度を測定するという仕組みです。

NDIRは二酸化炭素濃度を測定する方法

NDIRは二酸化炭素濃度を測定する方法 NDIRは別名非分散型赤外線吸収法としても知られている手法のことで、二酸化炭素の量を検知したい場合に使用される機会の多いやり方です。
赤外放射によってどのように吸収されていくのかといった原理を応用して、二酸化炭素の測定を行っていきます。分子の内部に備わっているエネルギーと同じスペクトルの範囲で、放たれた波長が吸収する光をみて判断していきます。量子力学理論と呼ばれるものを基本として、沖赤外スペクトルの範囲で分子エネルギーは原子同士の間で起こる振動によって共振するという仕組みです。原子ごとに作られる分子は変わってくるという性質があるため、分子の種類ごとに波長や共振周波数と呼ばれるものも違ってきます。NDIRはこのような原理を応用して、ガス検知をスペクトル分析を用いて行っているという方法です。他のものに影響されるということなく、設定した分子の共振波長と同じ範囲で吸収されている光量を調べることが可能です。